今回のミニカーはTOYOTA 86です。写真は京商『J-COLLECTION TOYOTA 86 GT“Limited“』として発売されたモデルです。2013年08月に発売されました。
トヨタ86(ハチロク)はSUBARUと共同開発した、FRレイアウトのライトウェイトスポーツカーですね。ZN6型86(ハチロク)は2012年に発売が開始され2021年に生産終了しました。当時東京モーターショーへ行ったんですが、来場者が多過ぎて86(ハチロク)をまともに見れませんでした。展示はAE86と並べてあるのかと思ったらヨタハチ(トヨタ・スポーツ800)との関係性が演出されていたのを思い出します。
86(ハチロク)はAE86型レビトレのように、お客さんに愛されたいとの思いでネーミングされたようです。ですが開発は”水平対向エンジンとFR駆動”というパッケージングから、コンセプトの原点はヨタハチ(トヨタ・スポーツ800)だともいえるそうです。イギリスBBCで放映されていた自動車番組『Top Gear』でZN6型86(ハチロク)が紹介された時、ジェレミーがドリフトしていたのを思い出します。飛行場なのかサーキットなのか「プリウスのエコタイヤを履かせているから、すぐドリフトする」みたいな事を言って楽しそうにテールスライドさせていました。
小型・軽量・低重心・低慣性を特長として企画され、過給や専用ハイグリップタイヤに頼らない設計で開発された馬力は200馬力だそうです。AE86型スプリンタートレノは漫画『頭文字D』の主人公、藤原拓海の愛車である事も手伝って人気になりました。ZN6型86(ハチロク)は漫画『MFゴースト』の主人公である、片桐夏向の搭乗車種として登場しています。
86(ハチロク)が発表され、車名を聞いた時には驚きました。AE86型レビトレは車両形式を「ハチロク」と愛称で呼ばれてきたのに思い切った戦略でしたね。レビンかトレノはネーミングの候補に挙がらなかったのかな。ただネーミングは何でも良いのかもしれません。J-POPアーティストでは面白いユニット名がたくさんあります。ようは成功すれば正解になるんだという事ですね。とはいえ「レクサス」のネーミングは、何でもいいとはいかなかったと思いますけれど。
2021年に販売開始されたGR86にバトンタッチした事で、さらに魅力を増したと思います。中古車市場でも人気が高い86(ハチロク)は、世代を越えて乗り継がれていくのだと思います。おじさんであっても欲しい魅力あるクルマです✨